- Git コマンドなどターミナルでよく使う各種コマンドを
.zshrc
にエイリアス登録している - 普段は自宅でデスクトップ PC を使っているが、出先などで使うノート PC では、当然ながらデスクトップ PC の
.zshrc
ファイルを参照できないため、便利なエイリアスコマンドを使えない - ほかにも
.gitignore_global
など共用して使いたい各種設定ファイルがあるが、下手にディレクトリを動かすと機能しなくなる - そこで Dropbox 上にこれらの設定ファイルを置き、そのパスを参照するように設定すればよい
- 「シンボリックリンク」なる機能を使うことで実現できる
- 単に「(Mac)のエイリアス」を Dropbox 上に置くだけでは、元ファイルが無いため参照できない
- 「シンボリックリンク」なる機能を使うことで実現できる
大まかな手順
.zshrc
や.gitignore_global
など共用で使いたいファイルを、任意の名前のフォルダ(今回はMac_config
というフォルダ名にした)にまとめて格納する- Dropbox 上に
Mac_config
フォルダを置く - デスクトップ PC のホームディレクトリににシンボリックリンクを作成する
- ノート PC のホームディレクトリににシンボリックリンクを作成する
Mac のシンボリックリンクの作成方法
- シンボリックリンクを作るためのコマンド構文は以下
% ln -s 参照するファイル・フォルダ本体の絶対パス シンボリックリンクを配置したいディレクトリ
- 今回の場合は以下のような感じ
% ln -s Dropbox上に置いたフォルダ(Mac_config)の絶対パス マシンのホームディレクトリ
- 具体的にはターミナルから以下のコマンドでシンボリックリンクを作成できる
ln -s ~/Dropbox/Mac_config ~
シンボリックリンクの削除
- 誤ってシンボリックリンクを作ってしまったり、不要になって削除したい場合は下記コマンドを使う
- 該当のファイル・フォルダを単に削除すると、元ファイルも削除されてしまうらしい
シンボリックリンクは、リンク自体は削除しても元ファイルは消えませんが、シンボリックリンクの中にあるファイルを削除すると、元ファイルも削除されてしまうので注意が必要です。
unlink シンボリックリンクのパス
.zshrc
ファイル編集コマンドのパスを変更する
(変更前)
alias z='cat ~/.zshrc' # .zshrc ファイル確認
alias ze='vim ~/.zshrc' # .zshrc ファイル編集
alias zs='source ~/.zshrc' # .zshrc ファイル変更反映
(変更後)
alias z='cat ~/Dropbox/Mac_config/.zshrc' # .zshrc ファイル確認
alias ze='vim ~/Dropbox/Mac_config/.zshrc' # .zshrc ファイル編集
alias zs='source ~/Dropbox/Mac_config/.zshrc' # .zshrc ファイル変更反映